小学校では、幼稚園から高等学校までを擁する総合学園、![]()
幼小中高一貫校としての教育を実質化するため、
各部と連携し、数年かけてさまざまな活動を展開してきました。
今年度、学園の方針として連携を一歩すすめた「一体化」の
方向性が示されたのをうけ、これまでの成果をふまえ、
いくつかの新たなとりくみが具体化しています。
そのうちの3つをご紹介します。
小学校グランドの北側に約80平米の畑が造成されました。
ここを幼稚園と小学校共同の農場とし、
トマト、ゴーヤ、ダイズなどを植え、育てています。
作物のお世話をするときの
園児と児童の自然なふれあいから生まれる関係性を土台に、
初年度は収穫物の共同活用を計画しています。
とりくみの一環として、土の作り方、肥料のやり方など、
農作業の基本を幼小教職員が合同で研修しました。
これまで前庭にあった小学校の図書室を
本館2階のコミュニティースペース、
幼稚園PTAが運営している「こばと文庫」の隣に移設しました。
園児と児童が共通の場で
本に親しむことができるようになることをめざしています。
また、通路側にはおとなむけの本棚も設置しました。
学園の保護者、教職員が自由に借り出せるようにしてあります。
幼小の図書スペースで保護者の立ち話ができる、
そんなコミュニケーションの場として活用してほしいと願っています。
4月から幼稚園、小学校が共同して運営する
預かり保育・学童保育を始めました。
園児は降園後17時まで、小学生は下校後18時まで、
放課後の居場所を提供し、活動しています。
毎日20人~30人ほどの利用があり、3歳から12歳までの
子どもたちがさまざまな経験をしながらかかわりを深めています。
幼小連携のとりくみは、行事への招待、お客さんとしての参加、
お礼としての招待、というところにとどまってしまいがちですが、
その先をめざしてとりくみをすすめています。
「学園広報」第53号(2011/07)より
学校ブログ「平和の窓+」の誕生日です。
2006年5月14日に最初のエントリをアップしてから、
まる5年がたちました。
いつも読んでくださるみなさん、ありがとうございます。
...と、ここまでは昨年と同じ書き出しです。
さて、これまた昨年同様、
4月の1日あたりアクセス数を過去5年ぶんならべてみると、
07年 08年 09年 10年 11年
ページビュー 112 ⇒ 140 ⇒ 135 ⇒ 141 ⇒ 98件/日
ユニークユーザ 42 ⇒ 66 ⇒ 67 ⇒ 96 ⇒ 49件/日
となりました。
開設2年目からページビューが安定し、またユニークユーザも増加し、
ブログ界において「平和の窓+」が一定の地歩を固めつつある、
と思っていたところへもってきての今年のこの激減、
初年度の水準に逆戻りしてしまいました。
少子化と不況という社会経済状況に輪をかけた今回の大震災。
私立小学校をとりまく厳しい状況には好転のきざしが見えず、
志願者減の影響がこんなところにも出てしまっています。
もちろん、アクセスにあたいする魅力がこのブログにあるかどうか、
それがいちばんの要因であることはたしかで、
コンテンツの見直しからインターフェイスの改善まで、
できることに手をつけていきたいと考えています。
6月末には1800エントリ、
年度内には2000エントリを数えることになる
学校ブログ「平和の窓+」です。
なんとかもりあげていきたいと思っています。
今後ともご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
3月11日(金)に起きた大きな地震と津波のため、![]()
東北地方を中心にたいへんな被害が出てしまいました。
震災の状況があきらかになるにつれ、被害の大きさに声もありません。
みなさんのご親戚、お知りあいの中にも被災された方が
いらっしゃるでしょうか。
心よりお見舞い申しあげます。
そのようななかで、12日(土)には
「第94回 卒業証書授与式」がおこなわれ、
みなさんの大好きな6年生24人がりっぱに卒業していきました。
式に参加できた子も、式を思いながらおうちですごしていた子も、
6年生の卒業をお祝いするみんなの気持ちがとどき、
たくさんの人たちに祝福され、すばらしい式となりました。
どうもありがとう。
さて、週あけからはもとどおりの学校生活がはじめられると思い
準備をしていたところ、電力不足による「計画停電」が
おこなわれることになりました。
電気が止まると、学校生活に大きな影響があります。
また、大きな余震が起きるかもしれないという不安もありました。
原子力発電所の事故のゆくえも見きわめなければなりません。
先生たちで話しあった結果、
みなさんの登下校や学校での安全を考え、
学校を休校とすることにしました。
なかよしの友だちや先生とすごす3学期さいごの1週間、
お休みにするのはたいへん残念でしたが、やむをえませんでした。
すこしはやめの春休みとなりました。
今年度のまとめとして、
また新しい学年をむかえる準備をしながら、
よいときをすごしてください。
また、被災された方々をおぼえて祈り、
この機会にみなさんにできることを考えてみてください。
おとなたちが知恵をあつめ、
この困難をどのようにのりこえていくのか、
しっかりと見ていてください。
大きいお友だちは地震のこと、エネルギーのこと、安全のこと、
自分の頭でよく考えてみてください。
小さいお友だちにはむずかしいこともたくさんあると思いますが、
おうちの人に教わりながら考えてみてください。
では、始業式の日に
みんなの元気な顔に会えるのをたのしみにしています。
主にあって。
2011年3月18日
平和学園小学校 校長 岡崎一実
≫≫≫ 「平和学園小学校の子どもたちへ」
*クリックすると別窓が開き、PDFファイルが表示されます。
知識の泉くみあげて ─ 一貫教育を支えるもの ─
校歌
「あさ日にはえてそそり立つ」
50年以上にわたり歌い継がれている平和学園校歌の冒頭です。
これを補作したものがアレセイア湘南中学高等学校の校歌として
2009年に採用され、どの学部でも共通のメロディー、
歌詞で歌われることになりました。
(「学園広報」第49号に紹介)
『平和学園50年の歩み』から校歌成立の過程を紐解きますと、
創立10年が経過しようとする1956年、校歌制定の機運が高まり、
「学園の特色を小・中・高校生がともに歌えるもの」という条件で
歌詞の募集がおこなわれたとあります。
応募9作の中から選ばれた一作品を由木康が書き改めて歌詞とし、
これに津川主一が曲をつけ、翌年2月に「由木康作詞・津川主一作曲」の
新校歌として発表されました。
2人の著名な賛美歌作者の手になる誇るべき校歌です。
これは「学園の特色を小・中・高校生がともに歌えるもの」という
制定の趣旨をふまえると、そこに、平和学園、アレセイア湘南における
一貫教育の理念をみることができるのではないでしょうか。
知識の泉
その目であらためて歌詞を読み直してみます。
2節に「知識の泉くみあげて」とあります。
一読、勉学の勧めであり、泉のごとく世にあふれてくる知識を
ひたすら身につけ自己のものとする、と解釈できることばです。
しかし、続く歌詞は「いよよはげまん愛のわざ」、すなわち、
知識をくみあげるのは「愛のわざ」のためであることがわかります。
「知る力と見抜く力とを身に着けて、
あなたがたの愛がますます豊かに」(フィリピ1:9)
というパウロの祈りが思い起こされます。
人の獲得する知識はそれが単独で独立してあるものではなく、
使われてこそ意味のあるものとなる。
それが「知恵」とよばれるものの実質であり、
その知恵は人のために使われることこそが求められている。
校歌からも、聖書からも、
そのことがはっきりと読み取れるのではないでしょうか。
左の写真[略]は小学4年生がついたおもちを
幼稚園児にふるまっているところです。
彼らは、それまでに獲得したことば、調理法、
人とのつきあい方、表現の方法など、培った知識を総動員し、
最大限に活用して他者をもてなしています。
学園の教育活動の中で、「知識」が「愛のわざ」に
みごとにつながっている一例といえるでしょう。
幼小中高のかけはし
2010年度は前述のもちつきを仲立ちにした幼小の交わりをはじめ、
中学フリーデーや中高平和祭への参加(本紙5頁写真掲載)などが
実現しました。
幼稚園から小学校、小学校から中学高等学校へと
一貫教育の橋渡しができる位置にある小学校が中心となり、
各部の担当者と連絡会を開きながら取り組んだ成果の一端です。
「知識」を「愛のわざ」につなげるということは、つまり、
「真の平和をつくるまことの人」を世に送り出すという
建学の精神に基づき、園児・児童・生徒の交流、
教職員の交流、施設設備の有効活用等も含めて、
幼稚園から高校までの一貫した保育教育内容を具体化することに
ほかならないのです。
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