ご卒業おめでとうございます
いよいよこの日がやってきました。
6年生のみなさん、卒業おめでとうございます。
平和学園で学び、
友と出会い、聖書と出会い、神さまと出会い、
6年がたちましたね。
平和の種をたくさんたくさん心にまかれたあなたたちが、
晴れ晴れとこの学校を巣立っていくことに、
先生はとってもとっても感動しています。
3年生のはじめ、あなたたちの担任になったときのことを思い出します。
まだ小さくて、歯が抜けている子もいたり、
鼻がたれている子もたくさんいました。
一昨日の「送る会」で今の3年生の歌の発表を聞いているとき、
「こんなにあどけなくて小さなときから、
6年生とぼくはいっしょにいるんだなあ」
と、しみじみ思いました。
そして、私の横に座っていたSちゃんをふと見て、大きくなったこと。
6年生の27人、本当に大きくなりました。
体はもちろんですが、こころ。
心にまかれた種が、今まさに心の中で体いっぱいに芽吹いているようです。
6年生も私が担任させてもらうことが決まって、4月。
「しめくくりの1年だ!
気合入れていくぞぉー」
そう思いスタートした4月。
6年生の仕事量はとてつもなく多く、めまぐるしく働く子どもたち。
たいへんだと分かっていながらも、次から次へと子どもたちに指示を出し、
6年生としてのリーダーシップを要求している自分に矛盾も感じながら、
先生は過ごしてきました。
「もっとゆったりさせてあげたい」
そう思いながらも、
みんなにはたくさんの無理難題を要求してきたかもしれません。
ごめんなさい。
でもみんなは、先生の思いをはるかに超えた働きをし、
その中から人と人との大切な絆を作り出し、
下級生からも信頼され、慕われ、自分自身を豊かに大きく育ててきたのです。
あなたたちはすごかったです。
ダイナミックで、思いがあって、人間らしくて、かわいくて、
善玉パワーにあふれていました。
先生は、そんなみんなに引っ張られ、支えられてきたのだと思っています。
ありがとう。
[ 中 略 ]
卒業して、あなたたちはそれぞれの道に足を踏み入れ、歩んでいきます。
その世界には、たくさんの希望があるはずです。
たくさんの友が待っているはずです。
試練もあるでしょう。
挫折もあるでしょう。
でも、その一つひとつをあなたたちは自分の成長の種にしていってください。
もし聖書を開かなくなったとしても、
あなたたちの中には神さまがいっしょにいてくださいます。
最後の教室礼拝で話しましたよね。
「あなたたちが神さまを忘れても、
神さまはあなたたちを決して忘れません。
あなたたちが神さまから離れた気になっても、
神さまはいつもあなたたちといっしょにいます。
『神は愛なり』です」
孤独を感じたら『砂の上の足跡』の詩を思い出してください。
振り返ったとき、二組あった足跡が一組になっていたら、
それは孤独ではなく、あなたを背負って歩いてくださった
神さまの足跡そのものなのです。
夢を抱いたとき、キング牧師のことを思い出してください。
キング牧師が語った
「 I have a dream. 私には夢があります」
この言葉を生み出した彼の生き方を、です。
神さまに基づく夢の力強いこと。
平和を求め、あれだけの働きができたのは、
きっと神さまに希望をおいた夢をもつことができたからです。
誠実に生きていける人となってください。
分かれ道があって、どれかを選択していくとき、
マザー・テレサの祈りを思い出してください。
「主よ、私をあなたの平和の道具としてお使いください」
こんなふうに考え、祈り、進むべき道が選択できるのなら、
それが誠実に生きていくことになるのだと思います。
上に書いたことは、あなたたちへのメッセージであると同時に、
先生自身の目ざしたいところでもあります。
なかなかこうは生きられません。
でも、やはり「夢」「誠実」、この言葉を
卒業していくあなたたちに贈ります。
卒業、おめでとう。
先生も平和学園も、あなたたちのことを決して忘れません。
卒業しても、また顔を出して、近況報告を聞かせてくださいね。
楽しみに待っていますよ。
まずは中学校の制服を着て遊びにきてくださいね。
桜のことは先生に任せてください。
かわいがって、立派に育てます。
豊かに育ち、満開の春がきたら、
そのときはみんなで花見です。宴会です。
ちょうどタイムカプセルを開けるころかもしれませんね。
27人の子どもたち、
支え続けてくださった保護者の皆様、
本当にありがとうございました。
6年学級だより「平和横町ふぁいなる」最終号より



