楽しいことは、あっという間に終わってしまいます。
1年生は、自然教室の前日からうれしくて興奮気味でした。
当日の朝は、重たい空から雨が降りそうなお天気でした。
そして、出発する時にはとうとう雨がぽつぽつ降ってきてしまいました。
それでも1年生たちの志気は衰えません。
バスに乗って、海が見えたり、湖が見えたりする度に大喜びです。
雲の合間から真近に富士山が見えたときは大歓声が起こりましたね。
山中湖に着いたら、雨はあがっていました。
みずみずしい木々の新緑が、私たちを迎えてくれました。
グランドの大きな木も
温かく子どもたちを待っていたかのように静かに立っています。
木の存在感が私たちを大きく包み込んでいるようでした。
グランドの原っぱで、みんなで輪になっておべんとうを食べました。
1日目の1番のお楽しみは、デラックスタイムです。
この日のために、6年生は計画をたて、秘かに練習もしていたようです。
私にも何をするか内緒で教えてくれませんでした。
雨がぱらついて、最初は外でやることを断念しました。
でも、大野先生と相談して、雨が本格的に降ってきたら
すぐレク棟に切り替えるということで、思い切って外でやることにしました。
グランドの大きな木の下に集まって、6年生とご対面です。
学校探検とお弁当交流会で一緒のグループになって、最初はどろけいです。
1年生に一人ずつ6年生が付いて、ペアになります。
1年生は、すでに6年生にはすっかり慣れていて、
おんぶやだっこをしてもらっている子もいます。
広い原っぱを6年生と手をつないで1年生は力いっぱい走ります。
ぱらつく雨もなんのその、みどりの中を走り回っている子どもたちの顔は、
笑顔で輝いています。
やっぱり、子どもは自然の中で活動しているときが
一番いきいきして幸せそうです。おとなもそうですけどね。
子どもの方が自然に感応する力が強いのでしょう。
どろけいの次に、かくれんぼをしました。
木のかげ、藪の中...グランドの周りには
隠れるところがいっぱいあります。
1年生には、隠れ場所を捜しに行くことが探検になって、
わくわくするようです。
林の奥にブランコを見つけた子もいましたね。
秘密の場所のブランコです。
かくれんぼを楽しんだ後は、グループごとに自由タイムです。
湖に散歩に行くグループもあれば、
グランドではないちもんめをやっているグループもあります。
ひとつのグループがひとつの家族のように寄り添って、
なかよく遊んでいました。平和ならではの光景です。
デラックスタイムでおなかペコペコになった子どもたちに、
2年生~5年生が作ったカレーライスが待っていました。
大皿にはサラダがてんこ盛りです。
このサラダをみんなもりもり食べました。
野菜をすすんで食べる姿に感心しました。
カレーライスもぺろりとたいらげて、
おかわりする子がたくさんいました。
おかげで、カレーのお鍋はきれいに空っぽになりました。
いっぱい体を動かして、もりもりごはんを食べて、あとは寝るだけです。
まずはお部屋でねじたくです。
みんなでおふとんを敷くのも楽しいものですね。
ふたりでシーツをピーンと伸ばして敷き布団に折り込みます。
やり方を教えてあげれば、1年生でもちゃんとできます。
お友だちと協力しながら、どのお部屋も上手におふとんを敷けました。
ねまきに着がえて、歯磨きをして、ねじたく完了です。
みんなでロビーに集まって、校長先生に絵本を2冊読んでもらいました。
寝る前の絵本タイムはいいですね。
みんな絵本の世界に吸い込まれるように夢中で聞いています。
昼間の興奮した心が静まって、ぐっすり眠れそうです。
みんなが部屋に戻っておふとんに入った頃を見計らって、
今度は私が絵本を持って、ひとつひとつの部屋をまわりました。
みんなおふとんに入っているので、
私も子どもたちのまん中に寝っ転がって、絵本を囲んで読みました。
むかし母をまん中に、
弟と私で川の字になって絵本を読んでもらったことを思い出しました。
こうして、9時をすぎた頃には
どの部屋もすっかり寝静まっていました。
お部屋でホームシックになってしくしく泣く子が
いなかったことには驚きました。
行く前に「大丈夫!」と言っていた子どもたちのことばは本当でしたね。
この二日間の経験で、みんなひとまわり成長したことでしょう。
これからの大きな自信につながっていくと思います。
自然の中で共に学んだ二日間でした。
2010年度1年学級だより「おひさまっこ」より
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