振り返る間もない忙しさの中、もう、1学期が終わってしまいます。
たった3か月強という期間に、
1年生のお世話、自然教室、修学旅行...と
盛りだくさんでしたが、終わってみれば、
あっけなく過ぎ去ってしまったという感じでしょうか。
懇談会でもお話ししましたが、クラスの子どもたちとは
1年以上もいっしょにいるような気がしています。
それだけ濃密にかかわったということです。
私も担任として必死でしたが、彼らも最後の一年間を
よいものにしようといろいろなことに正面からぶつかりました。
人間関係ではたくさんありましたが、友だち同士、
しっかりと絆を深めることができました。
全員参加の自然教室では、上級生として、学校の
屋台骨としての責任を立派に果たしました。
委員会でもクラブでも、失敗をしながらも、
リーダーとしての牽引役をしています。
これまた全員で行った修学旅行では、真摯に平和を学びつつ、
たっぷり心から楽しむことができました。
学習もぐっとレベルアップしましたが、
たくさんのことを身につけ、何よりも学ぶことへの姿勢が
しっかりしたものになってきました。
4月のはじめのころから比べると、「小さな大人」として、
6年生として大きく成長できたのではないでしょうか。
明日から45日間の夏休みです。
小学校生活最後の夏休みを有意義に過ごしてほしいと思っています。
今年は、かなり暑くなりそうな気配を感じます。
家に閉じこもり運動不足にならないように気をつけさせてください。
中学受験に臨む人たちは、ゆったりとした気持ちを失わないこと。
塾は「この夏が勝負!」などとあおってくると思いますが、
中学受験の勝負どころは、まだまだ先の話です。
勉強漬けになって気力と体力を奪われてしまっては、
肝心な時に力は出せません。
だらだらと長い時間を費やすのではなく、
短い時間に集中して成果をあげることに力を注ぎましょう。
私が6年生を持った経験上、12月~1月に上向きの
カーブを描けるかどうかが合否に大きく左右します。
2学期にどんなにいい状態でも、最後のカーブが下降線になった子は、
いい結果が出にくいです。
小学生が自分を保ちながら日に何時間も受験勉強に
いそしめるのはせいぜい1、2か月でしょう。
くれぐれもバランスの良い夏休みを過ごさせてくださいね。
普段の生活ではできない体験をしたり、家族旅行を楽しんだり、
時間を忘れて集中して読書をしたり、毎日、走ったり泳いだり...。
小学生とは、そういうことで明日への気力とエネルギーを蓄えていく、
そういう生き物です。
はるか先にある「人生の勝負どころ」で力を発揮できるかどうかは、
こういう積み重ねがものを言います。
学期末に読解力のテストをしました。出題は灰谷健次郎さんの
「しかられなかった子のしかりかた」という絵本です。
1年生でも読める本ですが、奥が深い内容です。
問題文3枚、設問1枚の計4枚という量の多さにも
びっくりしたようで、あまりできはよくありませんでした。
よく考えてみると、まだこのクラスの子供たちとは、
「長文をじっくり味わって深く読み込む」ということを
していませんでした。
ですから、今回の結果から、私も反省しなくてはいけませんね。
2学期は、いい教材を探してじっくり読みこみたいと思います。
2010年度6年学級だより「あい」より



