算数の授業でひきざんが始まりました。
たしざんの学習では数がふえていくので
子どもたちもイメージをしやすくて、
いろいろなたしざんの場面を考えることができました。
たしざんの絵本作りでは、ドーナッツやボール、
犬や恐竜などいろいろなものを題材にしていました。
ひきざんはかずが少なくなるので、
たしざんに比べるとイメージするのが難しいものです。
ひきざんの世界はどんな場面があるでしょうか。
ひきざんの問題をみんなで作りながら考えてみました。
問題は「9-3」です。
問題の素材を1年生から集めてみました。
わに、ドーナッツ、チョコレート、恐竜、とり、犬、ねこ
と意見が出ました。
この中から多数決で恐竜が選ぱれました。
最初に9頭の恐竜がいる場面を考えてみました。
「恐竜が9頭いました」
と黒板に書いたら、
「恐竜が生まれました、の方がいい」
と意見が出ました。
「いや、それはいやだ」という意見も出されて、
また多数決をとることになりました。
多数決にすると、みんな納得して意見をゆずることができます。
次は「-3」の場面です。
これもいろいろな面白い意見が出てきました。
「3頭は迷子になった」
「散歩にでかけた」
「ほかの恐竜に食べられてしまった」
「恐竜ハンターが3頭を捕まえていった」
これらの意見は貴重な意見なので、
多数決にしないで私がまとめてみました。
「3頭は散歩に出かけ迷子になってしまいました」
としました。
迷子になった先のことはみんなで想像して
続きのおはなしを考えてみてください、としました。
黒板には書きませんでしたが、
恐竜に食べられてしまう場合や恐竜ハンターに捕まる場合も
可能性として問題に取り入れたつもりです。
食べられてしまうのはちょっとかわいそうですが、
自然界ではよくあることですものね。
恐竜ハンターはジュラシックパークの世界ですね。
問題を作ってから「9-3」の答えを求めました。
子どもたちから「7」という声と「6」という声があがりました。
その時、
「多数決で決めようよ!」
という意見が出ました。
この意見に私はすっかりうれしくなってしまいました。
多数決で決めることができるものと決められないものがあります。
算数の世界では「9-3=6」ですね。
これは絶対的な真理で、多数決で決められることではありません。
そのことを1年生に教えることができました。
算数の面白いところは、答えはひとつでも
答えを導くための考え方はたくさんあるところです。
これからは、ひとつの答えをいろんな方法で考えて
算数の楽しさを味わっていきましょう。
2010年度1年学級だより「おひさまっこ」より



