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2008年11月11日

5年生のみんなへ

いよいよ明日は学芸会です。
それも最後の...。
心の準備はできていますか。


ふり返ってみるといろいろな「時」がありました。


第一歩を踏み出した時。
先生が「キング牧師を劇にしてみないか」といったとき、みんなが
こころよく「いいね!」と言ってくれたことがうれしかったです。

一番大きな山をこえた気持ちでした。
先生にとって一歩目が一番緊張するのです。

その後ももちろんこえなければならないことはたくさんあったけれど、
初めの山が一番大切で緊張するのだと改めて感じました。


配役を決める時。
私はキング牧師の伝記を読みながら、この表紙のキングが
Iくんに似ているなと思いながら読んでいました。

やはり中心人物で大切な役ですから、全員のいっちが必要です。
みんなも同じように「キングはIくんだ!」と言ってくれた時、
うれしかったです。

このときたくさんの時間をかけてIくんのキング役に
なっ得してくれた人がいましたね。ありがとう。


また白人の意地悪い役にこんなに希望者がいるとは思いませんでした。
特に3人の白人女性のオーディションは忘れません。

セリフは今読んだばかり。練習時間は5分。
それなのにこの3人、ものすごいはく力で演技してくれました。

しん査員だったみんなはあまりのはく力に誰を選ぼうか
なやんだだけでなく、自分の役をこの人たちにやってもらった
ほうがいいと、自分の役に自信がなくなるぐらいでしたね。

私もその3人のはく力に負けて、意地悪い役を増やしてしまいました。


小道具・大道具制作の時。
放課後に手伝ってくれた人。ありがとう。
その時間がなかったら今ごろもっとあわてていたことでしょう。

放課後の作業はよい意味でみんな力が抜けていて
笑いが絶えませんでしたね。楽しかったです。

「I HAVE A DREAM」・バスは
とてもすばらしいできになりましたよ。


小道具ではやはり「カビ生え事件」でしょう。
帽子の型を取り、小麦粉のりで手がべとべとになりながらも
一生けん命に紙を張り終えた後のことです。

その作業が終わったのが金曜日。週明け月曜日は祝日で
お休みだったので、みんなが登校したのは火曜日でしたね。

私は帽子の仕上がり具合が楽しみで図工室こ行きました。
見た目「いい感じだな」と思いながら近づいていくと
運転手の帽子の上に黒いはん点が...。

「ん? 何だ?」とよく見ると、カビでした。
「ゲー! どうして!」と思わずさけんでしまいました。


悲劇はそれで終わりません。
白人女性用のつばの大きな帽子を持ち上げてみると、
つばの裏側半分ぐらいに同じような黒いはん点が...。

ガーン。ものすごいショックでした。
もちろんそれを作った人が一番ショックでしたね。

作った帽子のうちいくつかはかぶることにしましたが、
帽子がなくてもみんなの演技にはとくに影きょうがないので
かぶれる人だけかぶることにしましたね。

でも運転手の帽子だけはどうしても必要なので、
予行練習もせまっていたので私が作りました。
今回の劇で私が作ったたった一つの作品です。
ちょっといいかげんなつくりですみません。


練習の時。
とにかく練習に一番時間をさきましたね。あたりまえですね。

今日までで約16回の練習を積み重ねてきました。
回数を聞くと少ない気がします。しかし、長い長い16回でした。

みんなはとてもよく動いてくれました。失敗してもそれを
みんなで笑い飛ばして前に進んできたような気がします。
だから私が大きな声を出してあーだのこーだの言うことが少なかったです。
時々、きついことも言ったことがありましたが...。


みんな楽しんで練習を進められました。
演技派の人、アドリブ上手な人、しっかりしたナレーター、
その場面の主役を引き立てるわき役などが練習をぐいぐい
引っ張ってくれたように感じます。

みんながノリノリで劇の練習にはげむのが、私にはよくわかりました。


大道具を動かすときは声をかけ合い、協力している姿を見ました。
たのもしいです。いつも中心になって動いてくれる人ありがとう。

本番は以心伝心、それが無理ならせめてひそひそ声で道具を動かそうね。
ついつい大きな声になってしまいますね。
それも見ていてさわやかなのですが...。


そうそう、銃をかまえる緊張した場面でどうしても笑って
しまう人もいましたね。やさしい人なのです。

地味な役まわりの人ももちろんいますね。
しかし全員がキング牧師ではこの劇は成り立たないのです。
キングのまわりをしっかりと支える24人がいないと完成できないのです。
私はその支えているみんなをいつも見ていましたよ。ありがとう。


そしてキング。
セリフが長く量も多かったですね。
NGももしかしたら一番出したかも知れませんね。
どうぞキングになりきってください。
間違えても大丈夫。後ろで支えてくれる仲間がいますよ。

昨日だって間違えて違うセリフを言ったときも、
みんなは歩きながら「そう! 待ったのです! 340年間も!」
とは言いませんでした。言ってもおもしろかったかもしれませんが...。

みんな自分の演技をしながら
キングがもう一度正しいセリフを言うまで待ってくれました。
大丈夫。安心して堂々と演じてください。
代役はいません。

お願いだから当日ぜんそくが出ませんように...。


5年生のみんなは本当に上手くなりました。自信を持ってください。


本番の時。
どうなっているでしょうか。
頭が真っ白になってセリフがぬけてしまうかも...。

大丈夫。失敗してもいいのです。
君がきちんと言えていたのを知っています。
そしてまわりでみんなが君を支えてくれます。


たくさんの人の前で声が小さくなってしまうかも...。
大丈夫。今までどおりやれば君の声は必ずとどきます。
もちろんいつも以上だとなおいいよね!


いつもより時間が長くなったらどうしよう...。
もういいよ。最後だから。長くなっても大目に見てくれるよ、きっと。

時間を気にしてあせって演技するより
たっぷりやったほうがいいにきまってる。


最後の歌で歌詞がわからなくなったらどうしよう...。
大丈夫。1番と4番は完ぺきだから。
そんな心配よりもみんなで声を重ね合わせるほうが大切だから。


みんな大丈夫。
心を合わせて「わたしには夢がある」から学んだ多くのことを
セリフに乗せて、見に来てくれた人にとどけましょう。

そして何より5年生一人ひとりの心にこの劇の一つひとつの言葉、
歌、キング牧師の思い、人の強さや弱さが届きますように。

私はそう願いながら舞台のそでで応援しています。


5年生のみんなとこの劇が、
最後の学芸会ができてうれしかったです。
感謝しています。みんなありがとう!


2008年度5年学級だより「時」より


  【関連記事】
    ≫≫≫ 「学芸会2008」

        *2008年度の記事一覧があります。


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おきてがみ (1)

ゴンザレス

いつも学級便りやブログで子どもたちの様子をうれしく拝見しています。

お返しに今日は客席でみつけた「ちょっと いい話」を・・・

(その1)
  いよいよ出番が来て、舞台袖に移動する途中。
  緊張感いっぱいで先頭を歩いていた主役の彼。
  通路側の席に、去年お米作りでお世話になったOさんの姿を見つけると、
  「こんにちは!」とあいさつをして舞台に向かっていました。
  次の子もつられて、ぺこり。
  そしてまた、ぺこり。

(その2)
  散会後、余韻の残る会場で。
  重たい照明器具を運ぶ、中学校制服の彼。
  演劇部に入ったのかな?
  おととしの舞台を思い出しているのかな?
  卒業生が遊びに来たというのではなく、
  しっかり「仕事の顔」してました。

たくさんの方々に見守っていただいて、
ほんとうに幸せな子どもたちだと思います。

こんなにすてきな学芸会を、ありがとうございました。

おきてがみ


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