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2008年03月29日

1年生が終わります

入学式のことをはっきりとした記憶で思い出すことができません。
私が緊張していて、記憶にないということもあるかもしれません。


あの時の彼らはとても小さく、まだ幼稚園児のようでした。

  制服のボタンを自分でとめられない、
  ランドセルのチャックが硬くてしめられない、
  お友だちの名前を呼ぼうと思ってもなんという名前かまだわからない、

そんな彼らでした。
学校生活を送ることだけで精一杯の日々でした。


今はどうでしょうか。
彼らは大きく成長しました。

  自分のことは自分でしっかりできるようになりました。
  (若干、私が何度も声をかけないといけない人もいますが...)
  ちょっとのことではへこたれないようになりました。
  まわりの人に働きけることもできるようになりました。
  友だちの名前はもちろん覚えています。
  その子がどんな子かだんだんわかってきたころでしょう。


きっと、この後、良いことも、悪いことも
友だちとのかかわりの中で生まれてきます。

いろいろなことが生じてきてよいと思っています。
そこからみんなで学びあっていけばよいと思います。

学校生活を送ることだけで精一杯だった彼らが、
学校生活を楽しむためにはどうしたらよいか
考えるようになっているのです。

その彼らの成長をいつもそばで見ることができて幸せでした。


学級通信のタイトルは「手」です。

  あの小さい手は鉛筆を握りました。
  ほうきを持ちました。
  雑巾を絞りました。
  誰かの背中から落ちないように、
  膝から落ちないように服を握り締めました。
  おいしいお弁当を食べるために箸を持ちました。
  縄の回転する速さに負けないようになわとびを握りました。
  聖書をやさしく開きました。
  友だちと手をつなきました。
  友だちをぶってしまいました。
  友だちの背中をさすりました。
  小さいものをつまみました。
  のりがつきました。

彼らは小さい手を使ってたくさんのことを学んできました。
私はあの小さい手が大好きです。


私はみんなと手をつなきました。
(最近、男の子の数人は手をつなぎたがりません。
 これも成長の証でしょう)

彼らの小さい手が私の手にすっぽり収まっていると、
なんだかうれしくなりました。

ぎゅっと握ってくれるとうれしかったでず。
握ってくれるのも今のうちでしょう。


彼らがぎゅっと私の手を握ってくれるので元気が出ました。
1年生の純粋な心に励まされました。
まっすぐな視線に気持ちが引き締まりました。
1年生26人に支えられて1年間を乗り切ることができました。
彼らに心から感謝しています。


そして、後ろで温かく、時にはハラハラしながらも
見守っていてくださったお家の方に心から感謝申し上げます。

1年間本当にありがとうございました。


2007年度1年学級だより「手」最終号より


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